デザイナー、画家、彫刻家のホセ・マリア・クルス・ノビージョ氏が89歳で死去した。彼の視覚的遺産は、スペイン社会党(PSOE)の拳とバラからマドリード州の旗、そして郵便公社(Correos)、レンフェ(Renfe)、国家警察(Policía Nacional)のロゴに至るまで、スペインの日常風景の一部となっている。複雑な概念をシンプルで認識しやすい線に落とし込むことに長けた創造者だった。
ピクセルからベクターへ:幾何学を基盤とした機関デザイン 🎨
クルス・ノビージョは、コンピューター支援設計が一般的になるずっと前から、ほぼ数学的な精度で仕事をしていた。彼のロゴは黄金比、モジュラーフリッド、基本的な幾何学的形状に基づいていた。例えば、マドリード州の紋章は長方形と内接円から成り立っている。レンフェのアイデンティティは分割された楕円形を使用している。これらのシステムにより、ゴム印から駅のファサードに至るまで、あらゆる規模で信頼性の高い複製が可能となり、現代のレスポンシブデザインの原則を先取りしていた。
政治家までも見栄え良くした男 😏
PSOEが鎌と槌から拳にバラを持ったデザインへと変わったのは、視覚的な衝撃だった。クルス・ノビージョは、政党をスウェーデン風クッキーのブランドのように見せつつも、より重厚なイデオロギー的意味合いを持たせることに成功した。そして国家警察のロゴも登場した。王冠とライオンがあしらわれた紋章だが、誰も怖がらない。彼は、武装組織でさえも90年代のビデオゲームから飛び出してきたようなロゴではなくなることを証明した。まさに国産デザインの奇跡である。